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【起業】資金計画を立てる【融資】

資金計画

 

起業する為の融資を受ける為に【資金計画】を立てるだけでなく、運営が苦しくなった時の融資。それもありますが、あなたの会社が順調で更ならる飛躍をする時にも融資を受ける必要があります。起業した経営者なら必須の知識になりますので、軽く覚えておきましょう

それでは、独立・起業の成功の二本柱の一つ【資金計画】について【4ステップ】で説明します。

 

起業の為の資金計画1・固定費を知る【1】

 

固定費とは事業の売上が無くても毎月発生する経費の事です。この固定費を抑える事によって会社の利益を確保するポイントとなるだけでなく、発想を変えればどれだけ売り上げが上がっても固定費は変わらないというのを考えておけば、2号店、3号店と拡大する時の収益を考える上で重要になってくるはずです。

では、基本的な固定費を書きだしてみましょう

  • 地代家賃(事務所・店舗の家賃・駐車場代・共益費など)
  • 各種保険料
  • 減価償却費
  • リース料金
  • 借入金返済費

 

人件費・販促費・水道光熱費の経費を固定費に入れるか変動費に入れるかは意外に各企業によっても分かれてる事が多いですが、詳細にデータを取るならば、下記に分は固定費に入れておくといいと思います

  • 広告宣伝費(販促費)の基本料金
  • 水道光熱費・通信費の基本使用料 
  • 社員契約の人件費
  • 通信費の基本料

 

起業の為の資金計画2・変動費を考える【2】

 

 

変動費の一番を占めるのは、原材料費です。大体平均で25%~35%ぐらいが理想でしょう。ただ『俺のフレンチ』などに代表される店や、大手牛丼チェーン店『すき家』などで原価率は大きく変わります。

参考までに大手各企業の予想原価率です。

企業 原価率
俺のフレンチ 60%以上
すき家 38%程度
スシロー・くら寿司 50%
サイゼリア 36%
  • 原材料費 

 

個人店では原材料費を大幅に抑えるのは、中々難しいと思いますが、食品ロスを防ぐのは大手チェーン店よりも簡単なのが強みです。後は独自の仕入れルートを持つことによって少しでも原材料費を抑えるのが利益を出す近道です。

 

  • 人件費(パート・アルバイト)
  • 交通・車両費
  • 使用量に応じた水道光熱費
  • 通信費基本料
  • 備品・消耗品費
  • 販促費の追加分

 

上記の経費は、暇な時には抑える事の出来るものなので変動費として計上する方が詳細なデータが取れると思います。

 

起業の為の資金計画3・損益分岐点を意識する【3】

 

損益分岐点とは、売上と経費が同一になるA点(下図)のことであり、売上高が損益分岐点売上高を上回ると黒字になり、売上高が損益分岐点売上高を下回ると赤字になります。

 

飲食店を開業して成功するには、常に経営者の視点で損益分岐点を把握しておくことが大事になりますので、開業前に予測して開業してからも定期的な見直しをしたり、損益分岐点を把握する事によって一日の売上目標を定めスタッフでモチベーションをあげていきましょう

 

起業の為の資金計画4・開業資金を算出する【4】

 

事業の固定費、変動費、そして損益分岐点が判れば資金計画の仕上げは開業資金を準備することです。準備資金として考えられるのは

がメインとなるでしょうか

この中の金融機関の融資の中でも、独立・起業する人や開業間もない人に積極的に融資してくれるのがJFC(日本政策金融公庫)です。国の100%出資金融機関で、利子も安めなので融資を考えてる方はまずココを訪ねる事をお勧めします。

 

その際に提出するのが、『創業計画書』になります。
今回立てた資金計画だけでなく、創業の動機や経験、設備資金、取引先などを記入します。

□併せて読もう
独立・起業成功の二本柱・『資金計画を立てる』と『事業計画を立てる』を参考に

 

【創業計画書の内容】

  1. 起業する事業の業種
  2. 起業する事業の経験・資格
  3. 取り扱い商品・サービス・セールスポイント
  4. 取引先・取引条件
  5. 必要な資金(設備資金・運転資金)とその資金の調達方法
  6. 事業の売上予測と経費の予測

 

上記の事が基本的に記入するものです。
⑥が今回この『資金計画を立てる』で考えた物を記入すれば大丈夫です

 

基本的にJFCの方は金融マンなので数字が命なので、売上予測も大げさに書いたりせず正確に求めて書きましょう

ただ相手も人間だし、商売なのでノルマもあるそうですので、同じような条件でどっちかに貸す場合はアナタの気持ちや店舗の詳細、サービスなどを詳しく熱く語るのは効果があると、私の担当の方が地方に転勤になる時にこっそり教えてくれました。

 

 

起業の為の資金計画・生活費を知っておく

 

最後にこの事業があなたが直接店で働くかは、経営のみに関わるかによって変わってきますが、あなたがこの事業の店舗で直接働き店舗から得る収入で生活をするのなら、固定費の人件費にあなたの給料も含まれるはずですので、自分の生活にいくら必要なのかも考えて計上する事を忘れないようにしてください

そして、私の店舗の変動費固定費比率を載せておきますので良ければ参考にしてみてください

 

【固定費】

地代家賃 12%
光熱費基本料 2%
販促費 3%

 

【変動費】

原材料費 30%
人件費 32%
水道光熱費 5%
雑費 3%
管理費 13%

 

僕の場合は店舗経営のみなので、13%の管理費から更新費用や修繕積立費、保険料を除いた分が収入になっております。

あなたの起業・独立の少しのお役に立てれば嬉しいです。もっと詳しい話や相談・経営や起業のコンサルのお仕事依頼はTwitterへDMください➡@niiikirusuk

 

 

 

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