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元祖SDGsの経営理念【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】

元祖SDGsの経営理念-【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】

元祖SDGsの経営理念【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】

 

大企業を生み出した近江商人の三方良しの経営理念は元祖SDGsだと述べる方もおられるようですが、大企業を生み出した三方良しとは何なのか?近江商人とは何なのか?どんな大企業を生み出したのか?その疑問に答えてみたいと思います。

 

□三方良しとは
「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え

 

③近江商人の三方良しって何ですか?
③まず近江商人ってのは、近江の国(今の滋賀県あたり)を拠点に独創的な経営理念を掲げて近江国外へと活動した大坂商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つなんだよ
③ふむふむ
③そして、その独創的な経営理念ってのが【三方良し】で、近江商人をルーツに持つ企業で有名な一つが現在の滋賀県高島市から出た百貨店の高島屋だね。
③高島屋だ!!
③そう。他にも有名企業が沢山近江商人をルーツに持つので、もう少し詳しく近江商人の経営理念について説明していくねー

 

元祖SDGsの経営理念【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】

元祖SDGsの経営理念、大企業を生み出した近江商人の三方良しとは先ほど紹介した通り「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考えで、では三方とは何なのかと言うと

  1. 売り手
  2. 買い手
  3. 社会(世間)

の事です。

 

元祖SDGsの三方良しを生み出した近江商人の経営理念である近江商人の商売十訓を紹介します

【商売十訓】

  1. 商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
  2. 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
  3. 売る前のお世辞より売った後の奉仕。これこそ永遠の客をつくる
  4. 資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
  5. 無理に売るな、客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ
  6. 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
  7. 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる。つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
  8. 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
  9. 今日の損益を常に考えよ。今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
  10. 商売には好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ

 

【解説】

  1. お客様に喜ばれるサービスをしていれば利益を得るのは当たり前の事です。ボランティア活動と商売は違います。これは全ての事に言えるはずです。現在SNSやブログを運営されてる方にも言えるかもしれませんね。
  2. 外観や立地で商品・サービスが決まるのでは無く、商品・サービスそのものが大事ということ
  3. アフターサービスが大事ってことです。
  4. これは難しいところですが、資金が多い少ないではなく信用を積み重ねろって事ですね。
  5. これもまた難しい話ですね(笑)、つまるところお客様のベネフィット(利益・恩恵・満足感)を考えろってことでしょうか
  6. 良い商品・サービスを売る事は良い事だから、がんがん良い商品・サービスは宣伝しちゃえよ!って事(笑)
  7. 商品に付加価値を付けろって事です。あなたの商品・サービスを購入するプラスαの部分を考えろって事ですね
  8. ➐をしていれば、良い商品の安売りの必要は無いはず。安売りを売りにしているなら別ですが、値引きしてるのには意味があるのです。そこをお客様は見ていますよ➡『note今だけ980円!残り20部!』?
  9. 商売があなたの仕事なら、毎日の損益は意識しろって事です。あなたが今日行った事が合ってるのか間違ってるのかのデータは商売においての数字は損益なのです。その月の売上が少なかった事を末日に知り、そこから対策を立ててては遅いのです
  10. 後でも述べますが、これが出来る出来ないの問題がSDGsとCSRにも関わっていると仰る方もいるようですね

 

 

 

近江商人にルーツをおく企業

他にも沢山ありますが、これら有名企業が近江商人がルーツです。ちなみに丸紅と伊藤忠商事は同一人物が創業者です

 

元祖SDGsの経営理念・三方良しとCSRとSDGs

元祖SDGsの経営理念・三方良しとCSRとSDGsとは通ずるところがあるのでしょうか?三方良しの経営理念の元にもなった近江商人の商売十訓は先の上げた通りです。次にCSRです。

CSR(企業の社会的責任)事業活動を通じて、自主的に社会に貢献する責任。

CSRは企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をする責任を指す。

引用:Wikipedia

CSRは企業がステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの信頼を得るためにはどうしたらよいか、自ら考えて自主的に(ボランタリー)に行動に移すもの。

つまりCSRとは、ビジネスとは別で社会貢献の一環を担うのです。最近ではそうではない事も増えてきているようですが、ビジネスとは違う社会貢献やボランティア活動をしている事もあるようです。

企業の社会貢献活動のホームページ集➡コチラ(外部リンク)

 

これに対し、SDGsは事業を通じて社会課題を解決する。つまりビジネスと社会貢献が一致しているのです。そしてSDGsは解決しなければならない社会的課題(17の目標)が、すでに提示されていることが決定的な違いです。

CSRは利益を上げる企業が更にステークホルダーから信用を得る為に、事業との関連性あるなし関わらずに社会貢献(ボランティア活動)を行うのですが、SDGsは、その企業の得意分野をSDGsでビジネスに展開していくのです。

SDGsは、ビジネス・社会貢献が一体となってるのです。

企業のSDGsの取り組み集・外務省➡コチラ(外部リンク)

 

こうやって比較して見てみると、三方良しはCSRのような経営理念であって、SDGsのような社会貢献するビジネスでは無いというのが分かりますね。

 

 

 

 

元祖SDGsの経営理念【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】三方良しの必要性

 

SDGsと大企業を近江商人の三方良しの経営理念が違う事が判った。では『三方良し』の経営理念は不要なのでしょうか?

答えはNOです。

世界規模であらゆる分野の課題に取り組むSDGsも必要だが、根本的に人間は自分がまず豊かになる為に働くのではないでしょうか?豊かになった結果、社会貢献のボランティアをする事は、それ自体は悪い事ではありません。

一つ言える事は

貧困や飢餓を無くす事が出来るのは貧困や飢餓の起きてる国や人達では無い

福祉や教育を平等に与えれるのは、福祉や教育を受けてない国の人たちでは無い

のです。

卵が先か鶏が先かではありませんが、確かに意識をもってあらゆる分野に取り組む事は必要です。ですが、それを達成するにはある一定の利益も必要だという事です。

ただ、産業革命や高度経済成長などのように利益や豊かさのみを追求する経済活動は二度と繰り返してはいけない

それには、売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良しの経営理念は必要なのです。

そして、あなたたち世間は常に売り手が良い商品・サービスを提供し、社会に貢献しているかを見ていて欲しいということです。

もしくは、あなたが起業するのならこの三方良しの経営理念を忘れずにいて欲しいのです。

 

これにて、元祖SDGsの経営理念【大企業を生み出した近江商人の三方良しに学ぶ】を終わります。

最後に近江商人系企業を求めているサイトの紹介と、僕が三方良しについて始めて知った高田郁さんの累計300万部突破の大人気時代小説『みをつくし料理帖』を紹介します。

あ、でも止まらなくなるので読まない方がいいかも!?

 

近江商人系企業(外部サイト)

みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻) (ハルキ文庫 た 時代小説文庫)


みをつくし料理帖 DVD-BOX

黒木華さん主演でドラマ化もされてます。

三方良しの初登場は『想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)』
花一輪―ふわり菊花雪

 

 

 

ではまた。

 

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仮想会社ニークルスク・代表