【開業サポート】飲食店開店の最適な立地条件とは?!

飲食店立地条件 起業

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立地は飲食店を開業するうえで、最も重要なポイントの一つです。
集客に大きな影響を与える立地条件は絶対に無視できません。でも、

 

『駅前だから』

『家賃が安い』

『激戦区なので』

 

このような理由だけで開店を決めてませんか?
今回は、お店を出店する際に重要と言われている立地について、解説してみようと思います。

 

 

1・ 飲食店開店の最適な立地条件とは?!立地さえ良ければ、繁盛店になれるのか!?

 

まずこちらをご覧ください

店舗立地 店舗立地階層

引用:日本政策金融公庫

 

上記資料は【日本政策金融公庫】の既存店舗の立地と階層を調査したものです。
ちょっと見づらいかもしれませんが、大事なのは業種によって開業場所が様々だという事です。

 

例えば立地で見ると、すし店や西洋料理店は住宅街が多く、バーやスナックは繁華街、中華料理・中華そばは、郊外幹線道路かオフィス街が多いようです。

 

ここから理由も読み取れますよね?
ちょっと考えてみてください・・・。

考え中

素晴らしい!そうですね!

例えば、恐らく中華料理・中華そばはサラリーマンの男性客で仕事のお昼休みに利用する事が多いんだと思います。車を停めて直ぐに提供されて食べれて、仕事に戻るのでしょう(毎日お疲れ様です)

ここで、中華料理屋・ラーメン屋などを開業しようと思っているあなた

『よし!郊外の幹線道路かオフィス街でテナント検索しよ』

は、ちょっと待ってください!!!

 

ここで考えて欲しいのは、

  • 激戦区で戦う理由
  • 自分の商品を求める人は
  • 自分のお店の在り方

 

オフィス街に出店を考えのあなたの店は、サラリーマンの財布に適した低価格の回転の速い商品ですか?

交通量の多い都会の幹線道路に出店を考えのあなたのお店は自然食を売る店ではありませんか?

 

世間で立地条件が良いと言われる【駅前・繁華街・話題のショッピングモール】が決して、

あなたにとっての立地条件の良い場所では無い

という事を念頭においてMY立地条件を探してください。

 

 

2・飲食店開店の最適な立地条件とは?! 一般的な立地条件

 

結構開業に失敗した方に聞く一番多い事は

 

『物件の外観が気に入って』
『入り口が可愛くて』

 

物件の見た目はあくまでも外観であり、少しお金を掛ければ出店した後でもいくらでも変える事が出来ます。
しかし店舗の立地を変えようとすると、移転という中々リスキーでお金も掛かる事になりますので、集客環境を考えた立地を探しましょう

 

1章の資料で見た店舗別立地も、素直に受け取って出店する方法もあれば、逆に出店数が少ないので別の立地を狙う方法もあると思います

カフェ外観

 

そこで商売に適した基本の立地条件も把握しておきましょう

  • 営業時間内に見込み客が集まる場所
  • 見込み客の人数に対する競合数が少ない
  • 物件環境が整っている(解り易い・入り易い)

 

繁華街 駅近 郊外
比較的夜遅い時間帯でも売上を確保しやすい

若者やカップルがターゲット

アルコールが出やすい 物件が大きい

ファミリー層

メリット 平日、土日関係なく集客しやすい 駅利用者へのアプローチで集客しやすい 家賃の坪単価が安い

入れ替わりが激しくないので一度取り込んだファン層が定着しやすい

デメリット 店舗の家賃関連費が高くなる

競合店が多い

人材確保も難しい

店舗の家賃関連費が高くなる

競合店が多い

終電時間に左右される

面積が大きいので総合家賃は高くなる

駐車場が必要

 

 

上記のような条件を元に出店場所を考えるのがスタンダードな方法です。こちらをまず考えた上でMY立地条件を考えるのが失敗を無くす方法と考えます

 

 

3・飲食店開店の最適な立地条件とは?!立地と自店舗のコンセプト

 

6W2Hから自店舗コンセプトを考える

【Why……なぜ】 あなたが開業する理由
【Where……どこで】 あなたが開業したい場所、開業できる場所

コンセプトから場所を選ぶか

場所からコンセプトを考えるか

【What……何を】 産地や農法、製法、鮮度など、こだわり。何を提供?
【How……どんな風に提供するか】 食べ放題、立ち食い、セルフサービス、テイクアウト
古民家・西海岸風・倉庫安売りか高級志向か、ファストフードか自然食料理か
どのように提供?
【Who……誰が】 提供する人、経営する人、農家さん・・・顔が見えますか?
【Whom……誰を】 来て欲しい人は誰ですか?
【Which……どれを】 数あるメニューの看板となるメニューはどれ?
【How much……いくらで】 安く提供するのか?
付加価値を加えて提供するのか?

 

今回は立地条件がメインなんでコンセプトの考え方は置いておきますが

コンセプトから場所を選ぶのか
良い場所を見つけたので、それに合ったコンセプトを考えるのか

 

結局はこれが一番大事な事です。
場所とコンセプトは一体の物なので

『MY立地条件と自店舗コンセプトに合った場所である事』

ということになります。

 

ここで、僕の好きな和歌山県紀美野町の農家ジェラート屋さん『キミノーカ』の宇城氏の発言を紹介します

『ジェラート店なら遠い方がいいと思っていたんです。わざわざ出かけないといけないような不便な場所に』

~ 日本農業 知る サイトおいしいのヒミツ~(外部サイト)

『道に迷ったりしながら店を探す。その道のり自体がアトラクションになっている感じがします』

~地方と都市をつなぐ・つたえるココロココ~(外部サイト)

 

駅前でも繁華街でも、更に言うなら隣に民家さえない場所で、行列の出来るジェラート屋さんを作る事も出来るのです。

 

ついでに宇城氏はこんな事も発言してます
『田舎はチャンスに満ちている』

 

□田舎での出店・移住を考えのあなたに

年間1万人以上をガイドするアウトドア遊びのプロ・田舎移住案内人コッコさんのブログを参考にしてみてはいかがでしょうか?

田舎暮らしならCoccoblog

 

 

4・飲食店開店の最適な立地条件とは?!少しニッチな物件選びアドバイス

 

から揚げ屋

油や食材にこだわるお店を考えているなら、意識高い人が買いに来る日常使う食材のお店の近くは狙い目です。➡安さでは無く味などで評判のベーカリーショップなど

原価を抑えて商品価格を安く売れるなら、高校や学習塾の近くなどが狙い目です。

 

餃子屋

これも食材にこだわるなら、近畿圏なら王将などの大手FC店の近くが狙い目です。

原価を抑えて商品価格を安く売れるなら、スーパーの駐車場や駅前の他の店舗には少し小さい物件などを狙うといいです。

 

パン屋

100円均一の安売りパンのお店なら、駅前で入りにくい駐車場があるスーパーしかない場所に駐車場付きコンビニが空けば狙い目ですね

こだわり食材のパン屋なら、パン釜をオープンにして焼けたパンをライブ提供する峠の古民家とかいかがでしょうか?

 

このように、ストレートに狙ったり、少し斜めから見たコンセプトや立地条件で探すのも面白いので、あまり奇をてらいすぎるのも冒険ですが、ちょっと工夫してみてください

 

5・飲食店開店の最適な立地条件とは?!さいごに・・

 

飲食店は他の業種より特に

『誰にでも同等に参入と成功するチャンスがある』

と感じています。

飲食店の廃業率が高いって思ってません?でも、開業のハードルが低いので参入者が多いので廃業者が多いのは当たり前じゃないでしょうか?

同じように、あなたの住む町に大手チェーン店が出店しては潰れ出店しては潰れの場所ないですか?大手チェーン店なんてのは専門のリサーチ部署が徹底的に調査して出店するんですよ?それが軒並み潰れるなんてねぇ。

だから、メニューの事、料理人の事、経営の意気込み、店のコンセプトや想いを熟知した個人事業主が、きっちり考えて出店して潰れる可能性なんて知れてます

一歩踏み出してみましょう!
もちろん、意気込みだけでは成功しませんのできちんとした事業計画・資金計画も立てるよう心掛けましょう

 

□起業するなら読もう

 

□起業の為の二本柱の一つ
独立・起業の成功の二本柱の一つ【資金計画】について【4ステップ】で説明します
資金計画を立てる

 

□起業の為の二本柱の一つ
独立・起業の成功の二本柱の一つ【事業計画】について6ステップで説明します
事業計画を立てる

 

 

では、読んで頂きありがとうございます。では、また。

 

 

 

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仮想会社ニークルスク・代表

 

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